今更だけど大手家電メーカー「シャープ」のTwitter活用方法がすごい
前回のブログで「俺はコーヒーモンスターだ!」と発言したところ、良くも悪くも「坂本=コーヒー」の認識になってしまいました。
世界の皆さんこんばんは、WEBコンサル事業部の坂本です。
今回もさらにコーヒーキャラクターの定着に努めたいところですが、これ以上チャットで「またコーヒーか」「病気になるよ」と送られてくるのは嫌なので、大手家電メーカー「シャープ」のTwitter運用について書くことにします。
※2015年の年末?にバズッた内容をあたかも今話題かのように取り上げ執筆スピードを高速化するという非常にコスい手法で書きあげました。月のガス代が20000円というぼったくり悪徳会社と揉めながらもシャープの空気清浄機(プラズマクラスター5万くらいのやつ)を購入したのでどうか大目に見てください。
シャープのTwitterを拝見するぜよ
Twitter:@SHARP_JP
これが株式会社シャープの公式ツイッターです。
早速ではありますが、一般的な企業アカウントであれば以下のような内容でSNSを運用しますよね?
自社製品/サービスのお知らせ
ところでたいていのドラム式洗濯機は、設置場所の制約・生活の動線や、右利き・左利きの人を考えて、右開きタイプと左開きタイプが用意されています。型番も異なるので、お店で買うモデルを決められたら、最後によくご確認を。 pic.twitter.com/0k4RqLBtxB
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2019年7月25日
キャンペーンの告知
プレゼントキャンペーンといえば、買って応募とかフォローしてRTとかと相場が決まっていますが、買わなくてもいいしフォローもしなくていい、車や旅行が当たるキャンペーンやってます。 https://t.co/LWsmbLT0v3 pic.twitter.com/TMGmjx85Hl
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2019年7月24日
ユーザーのレビューをRT
シャープ(@SHARP_JP )のヘルシオ届きました!大きいッ!
ヘルシオは時短メニューがたくさんあるから何から作るか悩んじゃう。ヘルシオで作る料理が楽しみですヽ(*゚∀゚*)ノ pic.twitter.com/ulSFWzZXGD
— くるる (@kururu_owl) 2019年7月20日
これら以外にも、クレーム/誤認識の防止のために適切な情報を流したり、ユーザーから受け取った質問へのアンサーなど実に様々な方法がありますが世界のシャープはちょっと違う。
通常であれば
「僕らの〇〇の製品がね!!!新しい技術を搭載してさ!!!すごいんだよ!!!他社とは違うよ!!ほら見て!知って!買って!」
みたいな、すすきのにいる居酒屋のキャッチみたいなノリでタイムラインを独占されますが、シャープは運用者の温度感、つまり中の人の性格や感情をツイートにのせることで圧倒的なフォロワー数を獲得しています。
2019年7月26日現時点でのフォロワー数
- シャープ:546,823人
- ダイソン:12,214人
- パナソニック:441,617人
- ダイキン:37,225人
しかもただフォロワー数が多いだけでなく、エンゲージメント率が超絶高かったり、シャープさんとタニタくん@【公式】という運営者を擬人化した漫画が出るくらいスゴいです。
最近すっかり見なくなった絶滅危惧種 pic.twitter.com/1Nlz082EkL
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2019年7月25日
中国地方、梅雨やめるってよ
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2019年7月25日
さいきんこれが優れておいしい pic.twitter.com/qGnMiNWFmz
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2019年7月23日
カップいっぱいのタピオカ=タピオカクラスター
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2019年7月23日
シャープ「AQUOS R3」レビュー – 写真も動画もAIまかせ、なんにもしなくていい | マイナビニュース https://t.co/d4e9c8JQKo
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) 2019年7月18日
ゆるさを適度に挟みつつしっかりとした宣伝活動。
とくにAQUOS R3のレビューツイートに関しては、語尾に「なんにもしなくていい」という潜在層の心をかっさらうような遊び心を取り入れた秀逸なツイートであります。
SNSマーケは片手間じゃ無理だけど効果は未知数
SNSは費用対効果がどうとか、リアクションからの購買率がなんぼとか、そういった類のデータ収集がしづらく手間がかかります。
また仮にそのデータが正だったとしても上層部からのGOサインがなかなか得られなかったりするらしいです。(上のトレンド感度が低いんでしょうな。人間は誰しも老いるので仕方のないことですが)
しかもそれに加えて人員の多い企業などでは、他部署から「お前仕事しろよ」と罵倒されるケースもあるんだとか。まぁ、確かに業務に全く関係なさそうに見えなくもないので、効果うんぬん以前にこの辺りの障壁も高そう…。
けれど若者の情報収集場所が検索エンジンからYoutubeやSNSに移り変わっている時代において、これらへのチャレンジは必要なのだろうなと思います。
また、炎上するリスクや引継ぎが困難といったデメリットもありますが、その分バズったときの効果は凄まじいもので、今回ご紹介したシャープさんのように他企業とのコラボや漫画化・グッズ化、さらには取材による他メディアへの掲載や顧客ファンの増加といった予想もつかない展開を巻き起こす可能性だってある。
判断が極めて難しいところではありますが、とりあえずアカウント作って運用しちゃえばいいのでは!
まとめるぜよ
2004年にローンチしたFacebook、GREE、mixiといった初代SNSを皮切りに、現在ではTwitter、Instagram、TikTokなど実に様々なSNSが企業のプロモーション場所として利用されます。
皆がみなシャープと同様のスタンスで運用してしまうとこれまた面白くないTLになりますが、もしSNSマーケを検討する機会があればぜひこのような成功事例を参考に、良い意味で企業色ぶちこわすようなイカした運用をしてみてください!
それでは! 缶コーヒーはアカワン派、WEBコンサル事業部のコーヒーモンスター坂本でした!(キマったな)