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水上師、「雑草」を語る

「名のない草などない。」どうも、水上です。

洞爺湖にキャンプ(ソロ)行ってきました。狐とか夕日とかウグイスとかを撮影して自然と戯れとりましたが、今回はそういう話しじゃなくあぜ道で大量に踏み潰した雑草についてです。

不肖私は岐阜の山奥でカモシカと共に育ったレベルの野生児だったんですが、今思えば、岐阜の山道(自然と呼んでいたもの)はここ北海道に比べれば圧倒的に整備されていたというしかありません。(せいぜい円山公園と北海道神宮の中間の道なき道くらい)

ところが、5月時点ではそうでもありませんが、北海道の雑草って2mくらいのデカさになり、しかも密集して行く手を遮ります。

これから7~8月にかけて視界を遮ることこの上ない存在。俄な自分の野鳥撮影は5月まででシーズンを終えそうですね。

で、今回見たのはそのとき視界の遮るであろうあの雑草の幼き姿でした。といってもナンノコッチャわからんと思うので写真出します。

出典:https://www.jaga.fm/dj_detail.php?id=5535

出典:https://blog.ebipop.com/2015/05/spring-ooitadori.html

出典:https://www.tajima.or.jp/nature/plant/119042/

これ、普通に札幌市内でも生えてますし、だいたい山道の脇からてんこ盛りな感じで乗り出してくるやつですが、見たことあります?

雑草をググるのは難しいんですが、「北海道 でかい雑草」でググったら「オオイタドリ」という名前があることがわかりました。

オオイタドリ

雑草と呼んでしまって申し訳ないことに、これは食べられるし漢方にもなるらしいです。

そもそも痛みを取る→イタドリという感じらしいですね。しかも新芽が出るこの時期は山菜としても採取の対象なんだとか(ほんと?)、だとしたらもっと積極的に採取してほしい。

しかも今、オオイタドリで検索するとサプリとか出てます。新潟では栽培しているらしい。マジかと。死ぬほどいっぱい生えてるから価値なんてないかと思いました。

出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/ripusa/c-304-2.html

あんまりいい印象ないのは、夏場この草のせいで道があるはずなのになくなってることが多いからですよ。

ちょっとニッチな観光地とか展望台とかの入り口がこれで遮られてると怖すぎて入れません。

尋常じゃない数のバッタの鳴き声とそれを食いに来る大量の鳥、入ろうとしたら急にそれが飛び立つ!

つっても、ヒグマさえ道内にいない設定になれば怖くはないんですけどね。普通に世界最強クラスの密度で生息してらっしゃる・・・。

ちなみに、オオイタドリは茎の部分が繊維になるらしく、衣類とかにも使われてたらしいです。めっちゃ有能でした。

ラワンブキ(アキタブキ)

ついでに岐阜県民的衝撃雑草大賞はフキですね。

フキとかいうと、せいぜい40cmくらいの雑草(食用)っていう認識ですが、北海道はその5倍のサイズです。

出典:https://tokachibare.jp/post_spot/post_spot-2430/

出典:http://ja.visit-eastern-hokkaido.jp/things_to_do/2619/

今は別種だと理解できていますが、初見のときは(当時3.11とその後の原発事故もあり)放射能汚染された奇形か突然変異だとマジメに思ってました。

岐阜の常識を5倍超えてる!!惣菜コーナーでも「フキの~~」に使われてるのがこれだから、同じものを食ってる気がしません、味は同じだけど。

フキノトウの時点ではとくに差がないんですけどね。なんでこんなにサイズが違うのは謎でしょうがないです!「北海道 フキ でかすぎ」で画像がでます!

東北~樺太あたりにはこのジャイアントフキがあるらしいですよ。アキタブキと言われるのは、昔秋田県民が傘に使っていたかららしい(雑)

ビロードモウズイカ

最後はビロードモウズイカです。イカではありません。えー、岐阜(地元)では見なかったのでピックアップしましたが、これは寒い地域全般にあるらしいです。

出典:http://www.from-n.jp/life/shoma_nishihara/nishihara02/980/2/

出典:https://bunkakonch.exblog.jp/28349966/

日本っぽくないですよね。そうですこれ、外来種です。

近くのセイコーマートの脇に生えているんですが、3mくらいになります。他の雑草は一切ないところ、アスファルトのヒビから3mは不気味ですよね。

抜けよ!って言いたいんですけどたぶん育てているんですよ(しらんけど)

「札幌 きもくて ばかでかい 雑草」で検索してやっと名前がわかりました。「ビロードモウズイカ」、見た目どおりキモい名前。

ただ、植物としてはめちゃくちゃ有能らしいっす↓

  • 呼吸器の病気に対して
  • 肺病に対して喫煙医薬品として
  • 葉を煎じた物やハーブティが、去痰、肺結核、乾咳、気管支炎、咽頭炎、痔などに、育毛剤として
  • 精油は、ドイツで感冒、腹痛、耳痛、凍傷、湿疹、その他の外傷に
  • いぼ、せつ、癰(よう)、痔、しもやけ、などの治療に
  • 魚類に対して呼吸困難を引き起こすため、毒流し漁のための魚毒として
  • 花は緑や黄色に輝く染料を提供し、染髪に

北海道の植物はでかい

他にも水芭蕉とか、岐阜の山奥にも生えてたんですが北海道では水芭蕉なんて全く珍しくもなんともないただの雑草だと思います。

ちょっと奥地にいけばうじゃうじゃ生えているし、巨大です。また手入れがしてないので伸び放題なのかわかりませんが、よくあるイネ系のやつも、平均身長が2mくらいあり、googlemapでは草原に見える場所はだいたいこれか、1mくらいのクマ笹の森か、↑のオオイタドリの森ですよ。

これがほんまもんの”大”自然やった・・・。ただ、竹は本州の方がでかい。

おまけ

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