コンビニおでんは欠陥だらけ?!
こんにちは。
いつもお世話になっております。
ヒガシです。
いや~、ようやく北海道も暖かくなってきて、ポカポカ陽気で楽しくなってきちゃいますね!
…と言っておきながら、冬の話をします。
冬と言えば「おでん」
やっぱり冬と言えば、熱々の「おでん」ですよね!
文字入力の変換には対応していないようですが、漢字で書くと「御田」だそうです。
私は、冬になると仕事帰りにコンビニのおでんを買って帰ることが多いのですが、そこでいつも思うことがあるんです。
「コンビニのおでんって販売システムに欠陥が多くないか?」…と。
コンビニエンスストアでおでんを買ったことがある人なら共感して頂けると思うんですが…
こんなことが気になりませんか?
- いちいち店員さんをおでんコーナーに導いて「タマゴと~、ガンモと~…」って指示出しするのが面倒くさいし、焦る
- 「ハンペン」を注文する時「ペン」のところでツバ(唾液)が飛ぶ可能性が高く、店員さんも「ハンペンですねー」って復唱するので、おつゆの中はツバだらけと予想される
- 下の方に沈んでる具材がよく見えないので「在庫切れかな?」って見落としてしまうし、「あの…白滝あります?」とかわざわざ聞くのもタイムロスを生む
- 後ろでレジ待ちしてる人が「混んでるのにオデンなんか注文すんなよ、ダボが!」と心の中でブチギレている(気がする)
- 『小さい容器』か『大きい容器』かを最初に選ばされるけど、小さいほうを選んじゃうと後からもっと注文したくなった時に店員さんに悪いから言い出せなくなる
- 会計の時も店員さんが「えーと…コンニャクと…牛スジと…、あっ、大根もあった…」って容器の中の具材を確認するのが大変そうだし非効率
- そもそも店員さんに「おでんください」って言うのが恥ずかしくて注文しづらい
ほらね!欠点だらけ!!
そしてこれは、とても危険なことだと思うんです。
おでんが食べたいのにコンビニで気軽に買えない事によってフラストレーションがたまり、仕事が上手くいかなくなったり、恋愛が上手くいかなくなったり、家庭内暴力に発展したり、薬物乱用に走ったり、果ては戦争まで勃発するかもしれません。おー怖ッ。
そこで私は思ったのです。
コンビニのおでんを、もっと手軽に、もっとシンプルに、店員さんにもお客さんにも優しい、エコでハッピーな『新・おでんシステム』が必要なのではないか…と。
私は別にコンビニの店員でもないし、コンビニの関係者でもないし、私が考えることではないのかもしれません。
しかし、こうやってお客さんという立場だからこそ見えること、感じることは確かにあるんです。
店員さんや社員さんは、もうたぶん何も見えなくなってるんですよ、灯台下暗しってやつです。
ほら、ポストイット(付箋紙)をパソコン画面の淵とか目立つ所に貼っておいても、だんだん景色の一部になってきて、大事なメモなのに気にも留めずに過ごしてしまうアレと同じ現象ですよ。
おでんコーナーもきっとそうやって蔑ろにされ続けてきて今に至ってるんです。
だから、私が考えなきゃダメなんだわ。
どうせあなたも考える気ないでしょう?
コンビニおでんのシステムが欠陥だらけなのに、誰一人として疑おうともしない。おー怖ッ
常識を疑うことが大切なんだ、って何処かのデザイナースクールのキャッチフレーズにもあったもん。
このままでは、きっと今年も、来年も、再来年も…
永久に欠陥システムが我が物顔で幅を利かせ続けていく…
そして戦争が起きてしまう。
そんなの、そんなの、見過ごせないよ!!
早くなんとかしないと…
こうして私がコンビニおでんと世界平和のために立ち上がったのは、2017年9月のことでした。
新・おでんシステムを考える
ヒガシの孤独な闘いが始まった。
ヒガシは、改めてコンビニおでんのシステムと真剣に向き合う。
システムを改めて見直してみると、やはり穴だらけであり、もはや抜本的な改革が必要であった。
コンビニおでんを利用する年齢層、売れ筋商品、男女比、販売期間、価格、人件費、クレーム履歴、あらゆる角度からコンビニおでんのシステムを検証し、あらゆる可能性を見出し、みんなが笑顔になれる『新・おでんシステム』を確立させること…
それはあまりにも過酷で、足りないヒガシの脳味噌から答えを捻り出すのは不可能に近いことであった。
それでもヒガシは諦めなかった。
必死になって考えた。
「どうすればいいんだ…どうすれば…」
もう自分がなぜこんなことをしているのか…それすら分からない…
分からないけど私がやらなくてはいけない…そんな気がする…
これは私に課せられた使命であり宿命であり天命なのだ。
おでん…おでん…おでん…
おでん…おでん…おーでぃーん…?
あれ?…おでんって何だっけ?
1MBにも満たない脳内メモリーをフル稼働させ、ゲシュタルト崩壊していく私の頭。
もう何を考えているのかも分からなくなるくらい必死になって考えたのです。
そして、こんな感じで1~2時間くらい真剣に考えた末、ついに新・おでんシステムが完成しました!!!
その名も『おでんカード』!!!
どんなシステムなのかは後ほどご紹介しますが、まさに究極のおでん販売システムである。
でも、システムを考えただけでは意味がありませんね?
よーーし!
早速、コンビニエンスストアに提案だー!!
おでんカードを某・コンビニに提案!
私は早速、某・コンビニエンスストアのHPからメールを送って新・おでんシステムをプレゼンしました。
その時に送ったメールの内容をそのままコピペします。
どんなシステムなのかも具体的に書いてあるので、どうぞご覧ください。
こんにちは。
先日、レジでおでんを注文した時に、ふと思いついたことがあったので、これは是非お伝えしたいと思いメールしました。
おでんは、どこのコンビニでも同じシステムで、これが店員さんの手を煩わせてしまうと思うんですよね。
レジ待ちで並ぶお客さんも待ち時間が長くなってしまうし、店員さんも大変そうに見えます。
これは、システムが良くないのだと思うのです。
そこで、コンビニおでんの新しいシステムを考えました!
その名も、おでんカードです。
レジ横のおでんのカウンター前に、具材のカードをぶら下げておくんです。
お客さんはカードがあれば在庫ありと分かるようになり、食べたい具材カードをかごに入れるだけなので恥ずかしがり屋さんも気軽に買えちゃいます。
さらに店員さんにもメリットがあります。
どの具材を入れれば良いか分かりやすく、口答の注文でありがちな聞き間違いがなくなり、カードにバーコードを付けておけば会計ミスもなくなります!
如何でしょうか?
どうですか?!
これが私が考え出した渾身のアイデア『おでんカード』という新・おでんシステムです!
隙がない… まったく隙がない!!
完璧なシステムではありませんか!?
勘違いしないでほしいのは、これはクレームではなく【提案】であるということ。
私は本心から「みんながより良いコンビニライフを送ってほしい」と願ってメールしたのです。
すると、翌日すぐに返事が来ました!
・・・が、よく読むと最後のほうに「回答内容の転用や二次利用などは禁止」と記載されていたので本文は引用できないのですが
といった内容でした。
いわゆる…テンプレ回答ってやつ?
いや…まさか…こんなに…完璧なシステムなのに…良さが伝わっていない…?!
そ…そんな……こんなことって………
あんなに必死になって(1~2時間くらい)考えたのに!!
私は別に…自分に利益が出るんじゃないか?なんて微塵も思ってなかったんですよ。
私は別に…『おでんカード』がソッコーで採用されて、日本中の皆さんが「まさに革命」と大絶賛し、私はおでんカードの提案者として一躍有名になって、テレビや雑誌の取材も来て「素晴らしいシステムを考案されましたね!」ってインタビュアーに言われて「いや~大したことありませんよ~たははは」って掛け合いをしたり、道行く人には「あ、おでんカードの人だ!サインください!」なんて言われたりして「いやいや参ったね~たははは」なんてやり取りをしながらも達筆なサインを書いてあげたりして、そのうち『おでん革命』なんてタイトルの書籍化もされてベストセラーになって印税がガバガバ入ってきたりして、石原さとみ主演でドラマ化もされて、広瀬すず主演で映画化もされて過去最高の興行収入を叩き出して、DVDやグッズもアホほど売れて、使い切れないほどの印税がさらにバンバン入ってくるし、当然おでんカードのシステム利用料として毎月全国のコンビニチェーン側から数億円が入ってくる契約を取っているわけだから、いっそオリジナルブランドのおでんも開発したりして、これがまた爆発的ヒットを記録して、私は末代まで安泰の財を成してしまったので、もう国内外に別荘も含めて10軒くらい『おでん御殿』を建てちゃったり……なんて微塵も考えてなかったんですよ。
とても残念です。
今年もきっと、いつもと変わらない欠陥だらけのおでんシステムで全国のコンビニは営業するのでしょう。
はぁ……
いや、でもまだ諦めませんぞ!
よーーし、今年はもっとおでんカードのシステムを改良して、次は別のコンビニにメールを送ってみよう!
いつの日か、おでん御殿を…いや世界を救うんだ!
その日は近い。
というわけで、みんなももっとコンビニおでんについて考えてみようね♪
以上。