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シンゲキCamp2019参加!『ウェブサイトでの動画活用』についての講演をピックアップしてレポート!

2019年6月29日に札幌で開催された「シンゲキCamp2019~北海道デジタルマーケティングの祭典~」に、弊社から4名参加してきました。

登壇講師

  • 金谷 武明 氏(Google)
  • 後藤 賢司 氏(よつばデザイン)
  • 田中 広樹 氏(アナグラム株式会社)
  • 石野 史康 氏(AITIE)
  • 木村  賢 氏(株式会社サイバーエージェント)
  • 江尻 俊章 氏(ウェブ解析士協会代表理事)
  • 窪田  望 氏(株式会社クリエイターズネクスト)
  • 深見 晋平氏 (株式会社ワンクルーズ)

この規模のWEBマーケティング系のセミナーは、北海道ではなかなかありませんので、貴重な機会でした。

(主催者様ありがとうございます・・・!)

8名の登壇者から、SEOやGoogleショッピング広告、北海道のWEBあるある(?)等々、多様なテーマがあって面白く、勉強になりました。

ここでは、個人的にも特に興味のあったテーマ、後藤 賢司氏の『ウェブサイトで動画を活用し結果を出すための狙い所と実践』について、なるべく余すところないようレポートします。

<概要>ウェブサイトで動画を活用し結果を出すための狙い所と実践

まず講演概要は以下の通り。

近年InstagramやFacebook等のSNSのおかげで動画を見る事も撮る事も身近になりました。YouTubeを誰もが見る時代になり個人団体に限らず動画を投稿する機会も増えています。同時にウェブサイトで動画を活用する事例もどんどん増えています。ウェブサイトではそれまでの映像制作とは違う動画のアプローチを求められるようにもなりました。映像制作者でもなくデザイナーである僕がウェブサイトで動画をどのように考え、どんな意図で活用しているのかをお話します。今だからこそ活きる動画の活用を知りウェブサイトやSNSで上手に活用していただけるヒントをお伝えいたします。

引用:シンゲキCamp2019

インスタグラムやツイッターなどのSNSやYouTubeの人気で、動画コンテンツの受け取り方はより身近なものになっている状況において、ウェブサイトでの動画活用は今後ますます効果が期待できるとのこと。

WEBページで検索することよりも、知りたいことを最初から動画で検索することも増えていくし、若い世代ではその比率も高くなっていくと考えられます。

クエリによっては検索結果上でもYouTube動画が表示されることも増え(しかも上位に!)、デザイナー・ディレクター共に動画コンテンツの活用・ノウハウを蓄えることが必要だと感じます。

動画が果たす役割は、ユーザーが知りたいこと・抱えている課題を解決することが重要であると同氏。

例をあげると、

  • 自分の大切なペットを委ねる動物病院サイトでは、先生は信頼できるのかが知りたい。
  • 様々な価値観が要求される賃貸マンションサイトでは、設備・環境が知りたい。
  • 旅館や観光系サイトでは、どういう体験ができ、どんな時間を過ごせるか知りたい。
  • 福祉作業所のサイトでは、どんな事をしているのか、ボランティア経験がなくてもできるのか知りたい。
  • 飲食店サイトであれば、場所・雰囲気・料理や誰と行けそうな店なのかを知りたい。

というように、広告と同じように、動画で伝えたい事を絞るのが有効とのこと。

ユーザーがあなたのサービスの何に期待しているかを見極めて、サイト上で解決することに動画が担う役割は大きいと言えますね。

メインとコンテンツ内で使う動画の考え方

同じサイト上でもファーストビューになるようなメインの動画とコンテンツ内に使う動画とでは役割も異なるとのこと。

メインで使う動画の考え方

セールスプロモーション的手法が大切で、POPやデジタルサイネージでみられるような、直感的に訴えて、その場で人を動かすような見せ方が有効。

コンテンツ内で使う動画の考え方

インタビュー・代表挨拶
→当人が語る事の親近感・信頼性につながる。かしこまった写真とテキストがあるものと実際に動いている人の表情や声色を聴くだけでも、芸能人に親しみを感じるのと同じように、受け取る印象も変わってくるもの。

現場イメージ
→現実感・信頼性につながる。

よくある質問・HOW TO
→知識・説明・ノウハウの動画化。失敗や成功などが動画として説明されてることで、ユーザーは安心することができる。

アクセス
→道のりを早回し動画で案内。

特にコンテンツ内での動画の活用は、採用サイトや採用コンテンツの一部に取り入れることで、実際に働く職場のイメージをつけさせ、親近感をもたせることが出来るので、人材不足を抱えている事業者にとっては取り入れる価値が高いと言えますね。

ある意味、動画は盛ることができないので、そこが親近感、信頼性につながるのでしょう。

動画編集手法

具体的な動画編集手法についても紹介されました。

動画の種類によって例外もあると思いますが、基本的にウェブサイト上での動画においては参考になります。

以下に要点列挙すると、

・だらだら同じシーンを流さない
・同じシーンは3秒まで
・端折れるものは全部カット
・意味のあるシーンを使う※不必要なシーンを使うと間延びする
・認識できれば良い※作り手の細かなこだわりは受け手には不要なこともある
・字幕の活用※読みやすいのは1秒間に5文字
・文字は中央揃え※本文はレイアウトしすぎない
・クレショフ効果
・プライミング効果
・水曜どうでしょうの編集の良さ
→バスに乗るところから目的地到着までの編集は一瞬、その後の疲れた様子の演者に尺を使う方が面白い。シーンの大胆な取捨選択。

・YouTuberの編集視点
例えば、食品レビュー動画では、食べる瞬間よりも開封・披露する瞬間の方が視聴者の心が揺れるので、そこにリアクションや編集にフォーカスするのも効果的とのこと。

まとめ

以上まとめると、

1.動画の役割はLPと同じように、ユーザーの感情や感覚を揺さぶるものにすることが大切。

2.動画の発信側も受け取り側も、日々変化しているので、ウェブサイトにおいても新しいアプローチが活きる可能性も出てくるであろう。

本講義を受けて、ウェブサイトで動画が果たす役割の重要性を確認できたことと、実際に制作しないとわからない実践的なノウハウを知れたことは良かったと思います。

なにも凄い映像作品を作るわけではないので、動画編集スキルは修得しておいて損はないですね。

また次回の同セミナーも予定されているとの事ですので、次回開催も楽しみに待ちたいと思います。

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